私が行きたいと思っているとことを紹介します。
それはケルクアンの古代カルタゴの町とその墓地遺跡です。ここはアフリカ大陸の国チュニジアにあります。
カルタゴと言うのは歴史の教科書で聞いたことがあるか思います。
現在のチュニジア共和国首都チュニスに近い東岸にあった古代の都市国家です。
このカルタゴには有名なハンニバルと言う名将がいたりしました。
この国はローマに滅ぼされてしまって、現在ほとんどカルタゴ時代の遺跡は残っていません。
数少ない残った遺跡がこのケルクアンの古代遺跡です。カルタゴはフェニキア人という人々が作った国なんですが、
この遺跡には、フェニキア人の居住した跡や、共同墓地の跡が残っている、貴重な遺跡なんです。
この遺跡は紀元前6世紀ごろ作られたものです。貿易で栄えた都市だったらしく、石工やガラス職人が多く住む街で2000人が住んでいた跡が
発見されています。住居の跡にはお風呂の跡や、排水設備が備わっており、この地域には水が豊富にあったことがわかります。
都市計画が立てられた上で、この街が造られてれていることがわかります。
ケルクアンの遺跡が見つかるまでは、カルタゴ時代の遺跡は見つかっていなかったんです。
チュニスにもカルタゴ時代の遺跡はあるにはあるのですが、この遺跡の上から、ローマ人が街を作ったためオリジナルのカルタゴの遺跡とは
言えないんですね。謎が多かったカルタゴ時代の文化を伝えているのがこのケルクアンの遺跡です。
この歴史ロマンに満ちた古代の遺跡を見てみたいと思います。